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■ グロッシー(光沢)とマット(艶消し)とは?

3Dプリンタを使用して、造形を行う場合、表面の質感を光沢(グロッシー)にするのか、艶消し(マット)にするのか選択することが出来ます。

まずそれには前提条件があります。インクジェットタイプの3Dプリンタの場合、サポート材と接している部分は、マットとなり、接していない部分は、グロッシーとなります。

図1

例えば、ワイングラスを造形するとしますと、図1のオレンジ色の部分にサポート材が付くこととなります。

図2

従いまして、図2の赤色の部分は、グロッシーとなり、それ以外の部分はサポート材と接しておりますのでマットとなります。

結論としますと、そのような条件がありますので、造形物の全面をグロッシーにすることは出来ません。造形の向きを変えることにより、どの面をグロッシーにするかを選択することは可能です。

図3

1個の物体の中で、グロッシーの面とマットの面と2種類存在することを避ける(全面を同じ質感で統一する)場合には、図3のように、全面にサポート材を付着させることによって、全面をマットにすることは可能となります。

参考の為にもう少しご説明させて戴きますと、造形物に折り曲げる力を加えた時に、裂ける裂けないという強度という意味えは、グロッシーの方が強度があります。

比較的VeroBlueのように反り易い材料で、薄い下敷きのような物を造形した場合、片面がマットでもう一方をグロッシーにしますと、より反り易くなりますので、両面マットで統一した方が曲がり難くなります。

また、モデルの中にグロッシー部とマット部が混在致しますと、その境界に0.1mm程度の段差が生じます。

質感としましてはグロッシーはツルツルしていて、マットはざらつきます。
また、ラバーライク材をグロッシーとした場合、表面は強くべたつきます。

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