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■ 粉末固着方式とは?

粉末固着方式とは、積層造形法の一種で造形テーブルに薄く石膏粉末を敷き、プリンタヘッドから吐出された液体接着剤で固め、これを繰り返して造形物を作成する方式です。英語ではbinder jettingと呼ばれています。

 造形工程が終了すると、造形物は未硬化の粉末の中に埋まっている状態となりますので、これを取り出し、余分な粉末を取り除きます。その後、造形物の強度を増すために硬化用の液体を含浸させて完成となります。

 粉末固着方式の最大の特徴は、フルカラー造形が可能なことです。CMYKインクで色付けされた接着剤を使用することで造形物にフルカラーを表現できます。この特徴を利用して、色の表現が重要な人物フィギュアや建築モデルなどによく利用されています。また、造形速度が他の方式に比べ3~5倍程度早いため、大きな造形物でも素早く形にすることができます。

 一方で、材料が石膏であるため造形物は脆く割れやすいという欠点があります。また、造形の精度が比較的低い、造形物の表面がざらざらする、粉末の処理が大変でといった点も欠点として挙げられます。

 最近まで、粉末固着方式の材料は上記の石膏のみでしたが、砂糖の粉末を材料に砂糖菓子を造形できるものやプラスチック粉末を使用して造形するものも発売されています。

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