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■ FDM(熱溶解積層方式)とは?

 熱溶解積層方式とは、積層造形法の一種でフィラメント状の樹脂を熱で溶かしながらノズルから押し出し、一筆書きのように樹脂を積み上げて造形物を作成する方式です。略称として、FDM(Fused Deposition Modeling)が有名ですがFFF(Fused Filament Fabrication)とも呼ばれます。
 米国のストラタシス社が保持していた熱溶解積層法の基本特許が2009年に切れた為多くの企業が参入し、競争が激化しています。現在、3Dプリンターとしてよく目にするもののほとんどは、この方式です。
 樹脂は、主にABSやPLAが用いられます。 産業用の機種でもABSが基本的には使用されていますが一部の高級機種ではPCなどのエンジニアリングプラスチックやPPSFといったスーパーエンジニアリングプラスチックも使用が可能なものもあります。最近はフィラメントの開発も進んでおり、木のような質感を持たせたウッドライクや金属を含んだ物など多種多様なフィラメントが発売されています。

 熱溶解積層法の最大の特徴は、実際の熱可塑性樹脂を使用できることです。実際の製品に使用される樹脂を用いて造形が可能なため、比較的造形物の強度が高く、物によっては試作品だけでなく、最終的な製品にも利用可能です。
 海外では実際に製品として利用する動きが強まっており、DDM(Direct Digital Manufacturing)と呼ばれています。

 一方、造形方式上どうしても積層段差が目につきやすく、表面は粗くなってしまいます。また、精度も光造形方式インクジェット方式に比べ低いと言わざるを得ません。

 しかし、最近では開発も進み、造形精度や造形物表面の粗さも改善されてきています。

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